Wiiソフトレビュー「ファイアーエムブレム 暁の女神」
2007.12.16(00:17)
ファイアーエムブレム 暁の女神Wiiソフトレビュー
独自評価
満足度 ★★★★ コストパフォーマンス ★★★★
操作性 ★★★★ 読み込み速度 ★★★★ 難易度 ★★★
グラフィック ★★★★★ 音楽 ★★★★★ ボリューム ★★★★
ゲーム概要
Wiiソフト
ジャンル ロールプレイングシミュレーション 発売年月日 2007/2/22 定価5800円
開発元 インテリジェントシステムズ 発売元 任天堂
任天堂のセカンドパーティ ISの看板タイトル
ファイアーエムブレムシリーズ10作目に当たり前作GCソフトの続編でもあるWiiソフト。
基本的に重要人物が倒されるとゲームオーバーとなり以前セーブした地点まで戻されるシステムを採用している為
最後の方のステージでは30分以上が水の泡と化す事もあり得る
ライトユーザー比率の高いWiiには珍しいヘビーゲーマー、コアゲーマー向けソフト。
ゲームシステム
同作は軍を駒として動かし敵軍と交戦するウォー・シミュレーションに
成長要素及び道具の売買で強化するRPG要素を加えた
ロールプレイングシミュレーションと呼ばれるジャンルの草分け。
それがファイアーエムブレムを表すのに便利な言葉だろう。
しかし本シリーズ作品群の特徴は他にある。
それまで駒でしかなかったウォー・シミュレーションのユニットに一人一人別々のキャラクターとして魂を吹き込んだ事、
そして死んだ場合は二度と生き返る事の出来ないシステム。
これらは駒に過ぎなかったユニットに愛着を持たせるのと同時に
ウォーシミュレーションにロールプレイングの要素を巧く取り入れ新しいゲームジャンルを完成させた要因である。
またWiiソフトとなった今作の新要素としてマップに高低差の要素が追加され、
基本的に高い場所に居るものが有利となった事が挙げられる。
操作方法
操作はボタンのみで操作する形式を採用しているが
Wiiリモコン横持ち、クラッシックコントローラー、ゲームキューブコントローラーの3つから
各自好きなコントローラーを自由に選ぶ事が可能。
カーソルを移動しAボタンで決定する
基本的にはこれだけの操作で遊ぶ事ができるので
ゲームシステムとは裏腹に操作面ではライトユーザーにも遊びやすく設計されている。
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Wii専用タイトル 「ファイアーエムブレム 暁の女神」
この作品は確かに自分からすれば面白い作品だと感じた。
しかしライトユーザーにお薦めできる作品ではないだろう。
操作方法は簡単で文句はないがゲームシステムの構成に問題がある。
一つめは単純に難易度の問題だ。
ゲーム自体には慣れているがロールプレイングシミュレーション初挑戦の筆者が
最低レベルのノーマルモードでプレイしたところ
何回もゲームオーバーとなり途中で諦めたくなった事さえある。
2つめはこれに付随する問題でもある
ゲームオーバーとなるとステージ挑戦前の状態に戻されると言う点だ。
長期戦が予想されるステージの最後の方でゲームオーバーとなれば30分以上が水の泡と化す。
ヘビーゲーマー、コアゲーマーならともかくゲームに大きな時間を割かないライトユーザーや
「ゲームは一日1時間まで」の家庭の子供なら他のゲームを選ぶ大きな理由の一つになる事は間違いない。
この2点を解決するならイージーモードや縁台将棋等で行われる「待った」制度を回数制限付きで
取り入れてはどうかと思ったがゲームバランス上難しいのだろうか。
いずれにしろどの様な方法でもこの2点を解決して貰えないとやりごたえ云々の前に手軽さに欠け
ライトユーザーにもお薦めできる作品として名を挙げられない。
さて筆者からすれば面白いと前述したが何がこの作品の魅力かと言うと
キャラクターの成長要素、世界観を生かしたストーリーの2つである。
まずキャラクターの成長要素、重用したキャラクターが強くなって行くのは感慨深く
軍を率いて戦うウォーシミュレーションのシステムとの相性が良い。
もう一つの魅力である世界観とストーリー。
世界観は、ヨーロッパの中世をイメージしたファンタジーを舞台としている
ありふれたものであるが、サードパーティ作品にありがちな超人的な人間扱いは少なく
貴族の特権意識や身勝手さを風刺的に見せながら
様々な国家や貴族の思惑が複雑に絡み合い、大陸全土を巻き込む戦争が起こって行くのを
国家や陣営毎にオムニバス形式で視点が切り替えて見せる形式を取っている。
この演出により個人レベルの観点ではない、広い世界を感じさせ物語の奥深さまでもを感じる事ができる。
これが今作Wiiソフト ファイアーエムブレム 暁の女神の売りだろう。
